温水・冷水を作るヒートポンプ。「省エネ」の実際的な形がこれです。

「オール電化」は使い方によって「家計」に大きく貢献する余地がありますが、時間帯別の電気単価を考慮する必要があります。
そのコツは、まずは深夜電力(PM11:00〜AM7:00)を大いに使う設備を前提に考えることです。
光熱費の多くは給湯費・暖冷房費が占めています。
これらを何とかしなければ節約は無理なので、ネックとなる給湯設備・暖冷房設備のうち、給湯設備は「エコキュート」しかないとして、暖房・冷房設備については、他燃料との具体的な比較ではっきりさせましょう。
このページでは、実際的な維持費の比較をしていますので参考にしてください。
1)深夜電力のみで比較
2)従量電灯(普通の電気代)で考えると


※電力各社の目で見る単価比較⇒



<蓄熱式床暖房の燃料別維持費の比較>

※以下の燃費比較は断熱に配慮した建物の場合ですが、
  維持費の比率においてはどのような建物構造でも変わりません。

※オール電化を活かすコツ(エコキュートの使用だけではメリットは生まれません)

○東京電力のオール電化(または電化上手相当の契約)料金による試算です
○ヒートポンプユニットの消費電力は一台あたり1.86kW/hです
○運転方法は深夜蓄熱運転(PM11:00〜AM7:00)8時間を基本とします


<計算方法>

※ ヒートポンプ仕様
消費電力 1.86kW
電気単価7.35円/kWh(東京電力単価)
運転時間 8時間
1.86kW×7.35円×8時間運転≒109(円/日)
109円×30日=3,270円/1ヶ月

※灯油仕様
燃料消費量 0.85g/h
平均単価 88円/リットル(1,584円/1缶)
運転時間 8時間
0.85?×88円×8時間≒598(円/日)
598円×30日=17,940円/1ヶ月

※都市ガス仕様(東京ガス)
燃料消費量 0.63立方メートル/h
平均単価 115円/1立方メートル
運転時間 8時間
0.63?×115円×8≒580円/日
580円×30日=17,400円/1ヶ月



<蓄熱式床暖房維持費の燃料別比較一覧>
燃料種別 1日 1ヶ月 シーズン(5ヶ月) 10年間
電気(ヒートポンプ) 109円 3,270円 16,350円 163,500円
灯油ボイラー 598円 17,940円 89,700円 897,000円
※電気との差額 +489 +14,670円 +73,350円 +733,500円
都市ガスボイラー 580円 17,400円 87,000円 870,000円
※電気との差額 +471円 +14,130円 +70,650円 +706,650円

※イニシャルコストとランニングコストの関係
上記の一覧表からヒートポンプ式蓄熱暖房による初期設備費(イニシャルコスト)が他燃料の設備費より高くても、その割高分はほぼ三年以内に吸収できます。

さらに「床冷房」機能を加えることにより、コスト・パフォーマンスは万全となります。

「オール電化」の利用方法について
通例では「オール電化」で必須の付帯設備といえば「エコキュート」のみですが、実際にはこの設備だけでは電気代は安くなりません。オール電化の「時間帯別単価」は、夜間は安くても昼間(AM10:00〜PM17:00)は高い(25円/kW)ためです。特に夏期料金が適用される季節(7月〜9月の冷房シーズン)まで含めて考えると、年間では以前の従量料金より高くなってしまいます。
このため深夜電力利用はより積極的におこなわないとメリットは生まれません。
ヒートポンプ式床冷房は、蓄熱式床暖房システムに冷水を流すことにより実現します。冷熱源はもちろんヒートポンプとなります。一台で二役を果たす機器が登場しております。
安全性・経済性・環境保護(二酸化炭素削減)を大きく前進させることになります。

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○「全電化」「電化上手」と普通の電気代「従量電灯」
 深夜電力利用は主に「時間帯別単価」契約によります。「オール電化」もこの契約を基本とします。深夜単価のみを考えるとこれが破格に安いわけですが、それに引き換え昼間の単価はかなり割高になります。
 そのため利用の仕方によっては、以前より電気代が高くなったという話をよく耳にします。このことを確認に、モアでは東京電力に出向き説明してもらいました。
結果は、「使い方によってはそういう事態はありうる。新築時には、事前に窓口で相談してもらえば、シュミレーションして高いか安くなるかがわかります」という返答でした。そういう事態は結構多いのが実情です。要は深夜電力を深夜機器「エコキュート」のみで利用したのでは、必ず高くなる、ということのようです。給湯設備の維持費みが安くなっても、昼間使用する高いで電気代がその節約分を食ってしまう、というのが真相です。

※電力各社の目で見る単価比較⇒

 
こで光熱費に占めるウェートの大きな暖房や冷房を夜間蓄熱式に変えるなどの工夫が必要になりますが、日常的に使用する電気を毎日あれこれ工夫するなどはまったくもって面倒で、それでは「省エネ」マニア的な生活になってしまう、という考え方も成り立ちます。
 
もそも経済性と省エネは矛盾しないはずですが、どうも混乱がありそうな気がします。多様な情報で混乱させられている、ともいえます。そもそも「従量電灯」とは、使うほどに段階的に電気単価が高くなる、という普通の常識とはまったく逆の発想で設定されています。市場経済では、たくさん買えば少しでも割安になる、という値段設定の商品が多々あります。「業務スーパー」などの売り文句はそれです。ですが電気は、使うほどに高くなるように設定し、それによって「消費を抑止する」という建前をもっています。「消費の抑制には値段を高くすること」というのは、アメリカの経済学者ポール・クルーグマンなどのアイデア(?)によるものです。「首都高速道路の車両の流入を抑制するには、高速代を高くすればよい」、という発想を採ります。東京都知事もそのようなことを言ったことがあります。ですが、それでも使用せざるを得ない利用者は悲鳴を上げることになります。
 車の移動やエネルギーの消費は、一面で経済効果の指標です。これを抑えれば、「省エネ」ではありますが、また首都の喧騒を幾分かは抑制することになるのかもしれませんが、それは経済活動や発展の速度を鈍化させます。実情は、それでも利用せざるを得ない現代生活の上で外せない切実な背景があります。高くても使わされてしまうのです。国民の義務として社会性は無視できないのですが、生活に直結する「」
エネルギーは
理屈よりも、普通電灯単価で計算してみます。
 
に一軒の家で消費する一ヶ月の電気量が385kWh(実際はもっと多いはず)で、この電気代が7,921円。




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